【全国ダブル】ボーマンダ水ロトム【BRグロリア2015日本一決定戦】
ぴかです。
記事の本文の冒頭にHNを書くことってけっこう大事な気がします。
ブログアプリを見ていて、ブログのタイトルとHNが一致しない人の記事を読んでいるときに、この人のHN知りたいなって思うものの調べるのがめんどくさいなーってなるパターンを何度も経験しているので、同士を生まないためにも毎回冒頭にHNを入れることにします。
本題です。
9/22に開催されたバトルロードグロリア2015日本一決定戦に東北ブロックの代表として参加してきました。
バトルロードグロリアとその日本一決定戦の詳細・結果については以下のリンク見ていただくと分かるかと思います。
バトルロードグロリア2015 | e-Sports-Runner
バトルロードグロリア2015日本一決定戦速報 | e-Sports-Runner
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 | 性格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ボーマンダ | ハイボ | すてみ | りゅうせい | まもる | ボーナイト | いかく | むじゃき |
水ロトム | 10万 | ハイドロ | ボルチェン | トリック | メガネ | ふゆう | おだやか |
バンギラス | いわなだれ | かみくだく | ばかぢから | 冷パン | スカーフ | 砂起こし | ようき |
ギルガルド | シャドボ | ラスカ | ワイガ | キンシ | 珠 | バトス | ひかえめ |
クレセリア | サイキネ | 冷ビ | めざ地 | 月の光 | ゴーグル | ふゆう | ひかえめ |
ズルズキン | ドレパン | はたき | 猫だまし | 挑発 | ラム | いかく | ゆうかん |
構築のスタートは眼鏡ロトムから。
どのような考えで採用したかというと、
1つは、BR(バトルロード)グロリアの予選やWCS2015の環境で常に猛威をふるっていた メガガルーラを中心としたパーティに水技が一貫しやすいという事実が知れ渡っていることです。
2つ目は、水を半減で受けることができてガルーラの取り巻きに組み込みやすいモロバレルは、相手に回した時に非常に厄介なポケモンであるゆえ、キノコの胞子がどのポケモンにメタられているかわからない(どのポケモンがラム、挑発、ゴーグルを持っているか判断しかねる)上、補助技を封じられた後に草タイプのアタッカーとしての活躍も見込めない(草技がガルーラ構築に刺さらない)ため、1本先取の大会では選出しづらくなっている現実に上位のプレイヤーたちが気づいているであろうという予想から、数が減るのではと考えたからです。
1つ目の考えにより、水アタッカーでそれなりのスペックを持つトノルンパマリルリミロカロスあたりの使用率が増えることまで見越して、それらに打点を持てる水アタッカーとして水ロトムを選択。
2つ目の考えについてですが、モロバレルが減る=水技が通りやすくなるだけであって、モロバレルの数がゼロになるわけではないので、モロバレルがいる状況でも水技を通りやすくさせるための相方が必要になってきます。攻撃面からそれをサポートするために相方としてメガボーマンダを採用しました。ボーマンダの威嚇はロトムの防御面もサポートしてくれるため横の並びの相性は抜群と言えるでしょう。
長々と書いた採用経緯ですが、簡単にまとめると
水が通る環境だ(モロバレルが選出しにくい環境だ)→水も打てて水にも強い水ロトムを使おう→ゆうてモロバレルのケアも必要だ→攻撃・防御面でロトムと相性がいいボーマンダを使おう
ボーマンダ水ロトム以外の取り巻きは、Aaronさんの動画を参考にして考えました。
この解説動画と僕の最終的に使ったパーティの共通しているの4匹は攻撃面耐性面どちらも非常に優れていてとても使いやすい組み合わせだと感じました。
攻撃面は飛行、ドラゴン、水、電気、岩、悪、ゴーストと一貫しやすいタイプで構成されているため、相手に与えるダメージの割合でゲームプランがたてやすくなっています。この説明だと分かりにくいので、詳しく掘り下げると、
中耐久ポケモンに対して与えるダメージの割合がそれぞれだいたい
マンダのハイボが3~4割、マンダの捨身が7割
眼鏡ロトムの10万ボルチェンが3~4割、ハイドロポンプが6~7割
バンギの岩雪崩が3割前後、噛み砕くが4割前後、弱点馬鹿力が7~8割
珠ガルドのシャドボラスカが6~7割
と考えることによって、「あのポケモンはこの技(3~4割与える技)とこの技(6~7割与える技)で倒そう」などといったプランが立てやすいということです。
技の組み合わせパターンに汎用性があるため、試合序盤でのプランが失敗してしまったとしても二の矢三の矢により補うことが可能です。
具体的に例を挙げると
相手のガルーラは
3~4割技→ハイボ、10万、岩雪崩(砂込み)
+
6~7割技→捨身、馬鹿力、ラスカ
で倒そう、とか
相手のニンフィアは
ハイボ、10万、岩雪崩
+
捨身、ラスカ
で倒そう、とかいった具合にです。
また、この4匹は耐性面も優れており
ロトムの主な弱点である草はマンダガルドで
バンギの主な弱点である地面、格闘は、マンダロトムガルドで
ガルドの主な弱点である地面炎は、マンダロトムバンギで
といったように1匹のポケモンの弱点に対する引き先が2か所以上あるため、対面する相手の2匹に応じて交代先を選べることや、交換読みによる事故が起きにくいことなどから、攻撃面におけるプランを安全に遂行することを助けています。
しかしながらこの基本選出はこだわりアイテム持ちが2匹いるため、S操作されるだけでプランが簡単に崩れてしまいます。
代表的なS操作は追い風とトリックルームなので、残りの2枠にこれらを切り返せるポケモンが求められます。
2枠を選ぶ際に考えた環境読みとして、今回のBRグロリア日本一決定戦に出場する24人の中に追い風を好んで使うプレイヤーがほとんどいないのではと予想しました。なぜなら、現環境のダブルにおいてクレセリアの使用率が高く、トリックルームの所持率も高いため、追い風という技自体が刺さっていないからです。
このような予想から、残り2枠には、現環境の主なトリル要員として名高いクレセリアとポリゴン2にを軸としたスイッチトリパを対策したポケモンを入れようと考えました
。
トッププレイヤー24人を過剰に意識して作ったパーティなので、多くの種類のポケモン・組み合わせに対して対応できる「広く浅く」というよりは「狭く深く」に寄ってしまいました。したがってレーティングなどでそれなりに見かけるいくつかのポケモンが重くなっていたりします。
例えばですが、今どきの小学生でも簡単にさばける追い風ニンフィアでパーティが崩壊しかねないなんて恥ずかしくて言えません。
●個別解説
配分は実際に使ったものと異なる場合があります、また、個体値も理想値で書かせていただきます。
無邪気
努力値:4-36-4-212-0-252
実数値:171-170-151-167-99-189(進化前:171-160-101-157-90-167)
Sはミラー意識の最速
Cはダブルダメハイボで165-100ランド確2
残りA
眼鏡ロトムをサポートするポケモンとして最もふさわしいと考え採用したポケモン。
ボーマンダは物理特殊、竜舞や羽休めなど様々な方がありますが、いままで使ってきた型の中でメガチ両刀マンダはとても使いやすく感じました(⌒,_ゝ⌒) おーん
自分視点、3~4割ダメージの技であるハイボと6~7割技である捨身があり、それが打ち分けられることで、削りから突破まで自己完結できている優れたポケモンであり、
相手視点、ハイボから入った場合、捨身のケアを怠りがちになり、捨身から入った場合流星ハイボのケア忘れを誘発させることができます。
威嚇による盤面形成、通りの良い全体技、高速高火力技、まるでスカーフランドロスのようでした。
流星群の枠を地震またはめざ地にしようとも考えましたが、ロトムのサポート役ということでサザンドラへの確1打点は抜くことができませんでした。
○水ロトム@こだわり眼鏡
穏やか
努力値:236-0-0-60-0-212
実数値:155-*-127-133-139-133
マンダと初手に出した時にダウンロードがAに上がるようにDを上げた
C
198-126ドラン、165-100チョッキランド確1
166-120ニョロトノ確1
186-120ボルトに45~53%
S メガ前準速サナ抜き
残りH
パーティの出発地点、命中80はトッププレイヤーに勝つためには必要なリスクだと判断しました。
トリックの枠はめざめるパワー(氷、地面、炎)や雷、放電などなど考えられますが、トリックを含めどれも打つ機会がほとんどないので、24人中1人くらいは小さくなられる方がいらっしゃる読みのトリックを採用。
露骨な挑発よりも読まれにくいのがGood
Sの設定理由は、控えめドランやカメックスを抜きたかったからというのと、相手の耐久無振りサナとマンダロトムが初手で対面したときに、威嚇1回までなら捨身+10万で倒すことができ、初手からそのような博打が怖い時はハイボより先にボルチェンでガルドを出すことができるから。
ボルトチェンジは雨晴れなどの天候合戦や対かげふみ滅びにおいて、こちらが有利に運びうる選択肢を増やしてくれる点も評価しています。
ちなみにこのパーティ激重のキリキザンをハイドロポンプで高乱数で落とせる(誰もキザン使わないだろうと思ってたけど、LCQできんにくさんがキザン入りで行く宣言してて焦った)。
○バンギラス@こだわりスカーフ
陽気
努力値:0-252-0-0-4-252
実数値:175-186-130-*-121-124
いわなだれ かみくだく ばかぢから れいとうパンチ
馬鹿力で
207-120メガガルーラに67.6~80.1%
198-126ヒードランに67.6~79.7%
耐性・耐久が良く、高速アタッカーであるため、有利対面を作りやすい。
岩雪崩での削りもできるし、ばかりき冷パンでのフィニッシャーにもなりうる万能ポケモン。
電磁波で足を奪われると機能停止することが多いので、ボルトの体力が満タンの状況では突っ張りたくない。
○ギルガルド@いのちのたま
控えめ
努力値:156-0-0-228-0-124
実数値:155-*-70-218-70-96(ブレードフォルム)
シャドーボール ラスターカノン ワイドガード キングシールド
227-150クレセに76~90%
207-120ガルに51~60%
186-120ボルトに57~67%
165-100チョッキランドに52~62%
167-170ガルドに90.4~108.9%
202-150ニンフに86.1~101.4%
このパーティに一貫するフェアリーハイパーボイスを止める&迅速処理する役。
中耐久ポケモンを6~7割削るのが得意。
ボーマンダが苦手なボルトロスは眼鏡ロトムの10万(45~53%)+ガルドの珠シャドボ(57~67%)でオボンを発動せずに倒せる確率がそれなりにあるため、バンギで処理するよりもこの2匹で処理する方が電磁波による被害が少ない。
相手のギルガルドを倒すことをギルガルドに任せている部分が大きいため、Sはできるだけ速くしました(同時に相手のニンフィアよりも速くしたい)。
ハイボから味方を守るというより、自分で倒しに行くタイプなので ワイガを使う機会が
ほとんどない、だけど便利な技だから採用した。
○クレセリア@防塵ゴーグル
控えめ
努力値:252-0--240-0-12
実数値:227-*-140-137-150-107
171-110マンダ100%~
198-126ドラン50%~
基本選出の4匹では、トリル中のモロバレルがどうしようもないため、持ち物はゴーグル、耐久は2体の威嚇と月の光でまかなうことにしました。
技構成は、流行りのガルーラボルトランドクレセ(ポリ2)ドランバレルにできるだけ強くなるように。
マンダクレセバンギの組み合わせは、クレセがトリルしてバンギが珠を持ったアタッカーになるケースも多いため、少しは惑わせることができたかも。
○ズルズキン@ラムのみ
勇敢
努力値:252-252-0-0-4-0
実数値:172-156-135-*-136-56
クレセと同じくクレセリアやポリ2が入ったトリル対策用の駒。
役割はクレセとほぼ同じだが、得意とするタイプや苦手とするタイプが正反対になっているため、相手の取り巻きによって片方出すか両方出すかを決めます。
基本的に信用ならないポケモン(火力も耐久も)なので、こいつに役割を持たせすぎるのは良くない。トリックルームを張らせにくくすることや張られたときの時間稼ぎをしてくれればいいかなって感じで思うといいです。
●BRグロリアで対戦してみて
このような全国規模の大会には、公式非公式問わず初めての参加でした。
名の知れた他の参加者の実力と自分の実力には明らかに差があるということはわかっていたため、BO1(1本先取)の特性を生かした勝ち方ができるパーティを心がけました。
詳細なKPがまだ公開されていないので大雑把なKPしかわからないですが、参加者24人の環境へのアプローチの仕方や読みは間違ってなかったと思います。
しかしながら、立ち回りの差によって2-3という振るわない成績で終わってしまいました。
何が「立ち回りの差」を招いたかというと、常に自分視点で行動の選択をしていたということです。
持ち物・技構成が読まれにくいパーティ(逆に言うと知られてしまうと弱いパーティ)ならBO1でも実力の差を埋めることができるのでは、というもくろみで考えたパーティ・立ち回りなのにもかかわらず、相手にこちらの持ち物・技構成がばれてる前提で行動選択をしていた場面がありました。
持ち物・技構成が読まれにくいパーティという特徴を生かした勝利もあったのでそれは良かったのですが、パーティの意図と立ち回りに矛盾が生じてしまった場面があったことが今大会の反省点です。
●BRグロリア全体を通して
去年に引き続き、今年のグロリアも自分にとって目指すべき目標となるようなイベントだったので目いっぱい楽しむことができました。日本一決定戦の会場の雰囲気や運営スタッフの対応や企画内容、どれをとっても素晴らしく、ポケモンもいよいよここまできたかという感じで、いままでポケモンやってきてよかったなと思えて大変うれしかったです。
この雰囲気を味わってしまう来年も目指さない意味はないし、来シーズンもポケモン頑張ろうと思いました。
ですが、とりあえず今シーズンのポケモンは終わったので、しばらくはぷよぷよテトリスをしようかなと。
実況を担当されていたもこうさんと話す機会があって、PS4版ぷよぷよテトリスのレーティングでもこうさんとマッチングしたことがありますってことを伝えてきました。
同じく友人のファそのも頻繁にもこうさんとマッチングしていたため、そのことを伝えると、「あ~あの人か」と認識していただけたことがうれしかったです。
もこうさんぷよぷよはかなりのガチ勢なので、もこうさんのぷよ動画見たことないという人はおすすめの回を張っておきますのでよかったらご覧ください。
【実況】 ぷよぷよ VS テトリス part14 ‐ ニコニコ動画:GINZA
このときは3ds版ですが、いまはPS4版での実況動画を上げています。
上のリンクを見て興味がわいた方はそちらの方も見るとはまると思います。
おわり。